【イベントレポート】1/29 Growth Meetup 〜StoreHero流 Klaviyo活用術〜

1/29開催のGrowth Meetup

1月29日に開催された「Growth Meetup」では、Shopifyを活用して事業を継続的に成長させるためのノウハウが紹介され、StoreHero代表取締役CEOの黒瀬淳一が「StoreHero流 Klaviyo活用術」について講演を行いました。私は今回、運営メンバーとして参加しながらも、実際に聴講者としてセミナーの内容を拝聴しましたので、その内容をレポートいたします。

サマリー

まず冒頭で強調されていたのは、「ShopifyはCRMを活用して利益を最大化できるプラットフォームである」という点です。Amazonが新規顧客を集める力に長けているのに対し、Shopifyは顧客情報を自社でしっかり管理し、リピート購入やLTV(顧客生涯価値)を向上させる施策を打ち出しやすいというわけです。「広告依存度を抑えつつ利益率を高めるには、いかに既存顧客との関係を深めるかがカギになる」とのことでした。

Shopifyとマーケットプレイスの比較

セミナー冒頭の「ShopifyにおけるCRMの重要性」では、マーケットプレイスとShopifyの違いが説明されました。Amazonなどのマーケットプレイスは新規顧客獲得に強みを持つ一方で、リピート施策や顧客データの活用の自由度が限られています。Shopifyではマーチャントが顧客情報を主体的に管理しやすく、長期的な視点でリピート購入・LTV向上を目指しやすいという点でした。私自身も普段、ShopifyとAmazonの両方で出店している事業者の方に話を聞く機会があるのですが、この差は確かに大きいと感じます。

CRMの分析と伸びしろの見極め

続いて「CRMの分析と伸びしろの見極め」に関するパートでは、初回購入で終わってしまう顧客、リピート購入を続ける顧客、そして何度も購入するロイヤルカスタマーなど、それぞれの階層に応じた施策の重要性が指摘されました。データ分析によって、購買回数×年齢・属性を掛け合わせることで、よりピンポイントなアプローチが可能になるとのことです。聴講しているうちに、私自身も「自社の顧客データをどこまで活用できているか、もう一度見直す必要があるな」と強く感じました。

Klaviyoを活用したリスト収集

「Klaviyoを活用したリスト収集」については、離脱時ポップアップや再入荷通知機能、Instagram DMの活用など、さまざまな手法が具体例を交えて紹介されました。離脱前のポップアップでは初回クーポンを提示してメールアドレスを獲得したり、在庫切れ商品の再入荷通知によって損失を抑えつつ顧客情報を得る取り組みなどです。SNSからのリスト収集事例も盛りだくさんで、私も「Instagram DMをどう活用すればいいのか、もっと深堀りしたい」と感じました。

自動メール(Klaviyoフロー)の最適化

Klaviyoが持つフロー機能を使った「自動メール施策」は、私が個人的に最も興味を持っていたパートです。自動メールを大きく四つ(初回購入促進、リピート購入促進、ロイヤルカスタマー育成、ウィンバック)に分けて運用し、件名のA/Bテストや配信タイミングの最適化を行うことで、開封率と転換率を引き上げている事例が示されました。「ここまで細かく設計すれば、メールがただの販促ツールで終わらず、有効なCRM施策になるのだな」と納得しました。

メールマーケティングと広告の連携

次の「メールマーケティングと広告の連携」に関しては、Klaviyoで収集したオーディエンスデータをGoogleやMeta広告に連携する方法が具体的に取り上げられました。過去に購買履歴のある顧客や、その顧客に似た属性のユーザーを広告で狙い撃ちできるため、広告費を無駄にしにくいとのことです。ブランドや商品ごとにキャンペーンを分けるテクニックなども紹介され、私の頭の中でも「自社の商品ラインナップごとにどう広告を出し分けるか」というアイデアがいくつも浮かびました。

質疑応答

最後の質疑応答では、「KlaviyoとShopifyメール、Omnisendの使い分け」「リピート施策のメール送信頻度」「Instagram DM自動化のスパムリスク」など、実務者視点の質問が次々と飛び出し、非常に有意義なディスカッションが行われました。

参加者の感想

今回のセミナー終了後に実施した参加者アンケートでは、多くの方が「Klaviyoのより具体的な活用方法を学べたので、早速実践してみたい」「CRMの基本とKlaviyoの導入のステップが整理できた」といった前向きな声を寄せてくださいました。なかには「自動メールの作り方がイメージしやすくなり、すぐに取り組めそう」「自社やクライアントのCRMを強化するうえで、連携方法が明確になった」という感想も多く見られ、短時間ながら非常に実務的な学びを得られたという印象が伺えました。

ほかにも「他社の質問事例が勉強になった」「網羅的な内容でやるべきことがはっきりした」「CRMで大切なポイントを改めて押さえられた」などの声もあり、解説がわかりやすかったというコメントも多数いただいています。今回のセミナーを通じて、自社で不足している部分の洗い出しや、すぐに取り組むべきタスクの発見につながったとの声が多かったことが、とても印象的でした。

まとめ

一連の内容を聴講してみて、改めて感じたのは「Shopifyは自社で顧客データを管理しやすく、LTV向上に直結するCRM施策を推進しやすいプラットフォームである」という点です。Shopifyだからこそ実現しやすいデータ活用やリピート促進策を活用することで、広告費を抑えながら利益率を高められる可能性が大いにあると感じました。

私たちが主催するGrowth Meetupは、Shopifyや事業のグロースに取り組まれている方々を対象に、継続的に開催しています。次回のGrowth Meetupでも、より有益で実践的な学びを共有できるよう準備を進めておりますので、ぜひご参加ください。皆さまとお会いできることを心より楽しみにしております。

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