Shopifyでの診断パーソナライズ販売の導入方法

パーソナライズされたサプリメントや化粧品などをオンラインで販売するケースが増えています。

当社でも、Shopifyストアに診断パーソナライズ販売機能を実装するサービスを行っています。

今回は、Shopifyへの診断パーソナライズ販売の導入の仕方について紹介します。

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診断パーソナライズ販売とは?

診断パーソナライズ販売とは、オンライン診断の結果にもとづいて商品を提案する販売方法です。

診断にもとづいた提案は、お客さん側が納得しやすいため購入率が高くなります。また、提案精度が高ければ、満足にもつながりやすく、継続購入率も高くなります。

診断パーソナライズ販売の事例

診断パーソナライズ販売を行うオンラインコマースは増えています。いくつか事例を紹介します。

Warby Parker

メガネD2Cブランドで有名なWarby Parkerも診断パーソナライズ販売を活用しています。

Warby Parkerの診断ページ

顔の形や好みなどを答えていくと、最後におすすめのメガネを提案してくれます。自分が回答した結果に基づいているだけあって、納得感があります。

Murad

スキンケアブランドのMuradも診断パーソナライズ販売を活用しています。

Muradの診断ページ

肌についての好みや悩み、生活習慣などについての質問に回答していくと、最後に自分に適した商品を提案してくれます。

Beardbrand

ヒゲ専用ポマードのBeardbrandは、診断パーソナライズ販売が非常にうまいオンラインストアです。

Beardbrandの診断ページ

ヒゲに関する質問に答えていくと、診断結果を出す前に遊び心のあるページを1枚挟んで来ます(笑)

そして、次のページでお客さんに適した商品リストを提案しています。

Beardbrandは、オンライン診断だけでなく、電話でのコンサルティングも行っており、かなりお客さん個別の提案をすることを重要視しているようです。

Shopifyへの診断パーソナライズ販売導入方法

Shopifyでの診断パーソナライズ販売は増えています。

MuradやBeardbrandもShopifyで運営されていますし、当社でも診断パーソナライズ販売のストア構築案件やコンサルティング案件が増えています。

診断パーソナライズ販売のシステムをゼロから構築すると、その後のメンテナンスなども考えると、かなり工数がかかります。

当社では、TypeformとShopifyを組み合わせて実装することをおすすめしています。診断機能の実装が簡単になります。先のBeardbrandもTypeformを使って実装されています。

以下でTypeformとShopifyを組み合わせた活用方法を紹介します。

当社が遊びで作った、海外に漢字Tシャツを販売するShopifyストア(Japanese Kanji Store)でもTypeformを活用していますので、こちらのストアを例に挙げて説明します。

診断を設計する

まず、診断の質問、回答、提案商品をスプレッドシートに整理します。

この設計がかなり大事です。回答結果と商品がマッチしていることはもちろんですが、納得感のある診断にすることも重要です。

最後の質問に回答した時に、お客さんが「自分の意見や状態を十分に回答した」と思ってもらえるように設計します。

診断を実装する

Typeformを使えば、簡単にデザイン的にもイケてる診断フォームを作ることができます。

有料版であれば、条件分岐のロジックを組んだり、スコアを計算したりすることもでき、複雑な診断も作成できます。

Typeformの診断作成画面

複雑な診断の場合も、下記のようなロジックマップを見れば、作業がしやすくなります。

ロジックマップ

例:漢字Tシャツで使っている診断

ちなみに漢字Tシャツストアで使っている診断を埋めておきます。ぜひ、そのまま購入して下さい(笑)

powered by Typeform

診断結果画面を作る

納得してもらえる診断結果画面を作ることは購入率を向上させます。

単に商品を紹介するだけでなく「あなたは○○○な人だから、これらの商品がおすすめです」と、お客さんがどういう人なのかを納得できるように説明する必要があります。

診断結果画面の作り方は、2つやり方があります。

Typeformで診断結果画面をライトに作る

診断結果画面を作る一番簡単な方法は、Typeformで画面を作ることです。

診断結果を面白い内容にしてシェアを促して集客に活用することもできます。診断系のコンテンツはバズりやすいため、実は集客にも効果的なのです。

Typeformで診断結果画面を作る場合、診断結果画面の次のページで商品を提案します。Shopifyではコレクションページか商品詳細ページになるでしょう。

診断パーソナライズ販売をライトに実装したい場合は、この方法が良いでしょう。

診断結果画面をShopify内にリッチに作る

診断結果をShopify側に作ることもできます。

技術的な説明は省略しますが、TypeformのデータをShopifyの画面上にliquidを通じて呼び出して画面を構築します。

TypeformのデータをShopifyの画面で使う

Shopify側に診断結果画面を作れば、回答内容、診断スコア、回答にもとづくアドバイスなどを、図などを交えてリッチに表現し、説得力を高めることができます。複雑な診断ロジックにも対応できるようになります。

また、診断結果をShopify内に保存し、マイページで見れるようにしたり、再診断されたら、データがアップデートされるように実装したりすることもできます。マイページの機能が充実しリピート購入率が高まります。

診断結果をGoogleスプレッドシートに蓄積して、BigQueryやスプレッドシートで分析して、商品企画に活かせるようにもできます。

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まとめ

StoreHeroでも、Shopifyで診断パーソナライズ販売の施策を実施することがあります。ハマればかなり購入率を高める事ができます。

StoreHeroでは診断パーソナライズ販売の活用含めてShopify×グロース全般の支援が可能です。お気軽にご相談ください。=>StoreHeroのサービス紹介資料を見る

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