
ShopifyでのEmailリストビルディング19の方法
Emailリスト(顧客リスト)ビルディングはコマースマーケティングにとって、めちゃくちゃ大事です。質の高いEmailリストがあれば、コマースビジネスは非常に安定します。
当然、Shopifyにもリストビルディングで活用できる便利なアプリがありますし、Shopifyで活用できるグロースハックの手法もあります。
今回は、Shopifyで活用できる19個のリストビルディングの方法をアプリや実例と合わせて紹介します。
何を交換するか
メール登録に一番重要なことは、魅力的な見返りを作ることでしょう。見返りで得られるものが魅力的であれば、メールリストは非常に早く成長します。高価なものを渡す必要はありません。以下で紹介するように、お客さんが価値を感じてくれるものであれば、PDFファイルでもGoogleスプレッドシートでも大丈夫です。
大事なことはお客さんが価値を感じてくれる見返りを作ることです。
キャンペーン、クーポン、ポイント
メール登録者向けのキャンペーン、クーポン、ポイントを提供する方法はよく行われます。Shopifyアプリには、サインアップボーナス機能のあるポイントアプリがあります。Bold Loyalty Pointsもその一つです。
Bold Loyalty Points設定画面
こういったアプリを使えば、簡単にメール登録者受けのポイント提供ができます。
また、KlaviyoやPrivyなどのメールマーケティングアプリで、メール登録者にクーポンを送ることもできますので、メール登録者向けキャンペーンやクーポン施策も簡単に実装できます。
Klaviyo設定画面
サンプル商品やプレゼント
メール登録してくれたお客さんに無料でサンプル商品やノベルティ商品をプレゼントする場合もあります。一方、無料でなくても、メール登録してくれたお客さん用のプレオーダー商品や特別商品を提供するのもありです。
Hide Collection
ShopifyアプリのHide Collectionを使えば、通常のフローからではアクセスできないコレクションを作り、メール登録してくれたお客さんだけの商品を提供することができます。
コンテンツ
お客さんは興味のあるコンテンツを得るためにメールアドレスを登録することもあります。形式は、メールマガジン(ニュースレター)、Tips集、ノウハウ系のガイドブックなど様々です。大事なことはお客さんが価値があると思えるものかどうかです。
Shopifyアプリにもデジタルカタログなどを作成できるものがあります。こちらはRetail/Wholesale Catalog Makerというアプリで、デジタルのカタログだけでなく、印刷カタログなどが作れます。
Retail/Wholesale Catalog Maker
どこで、どのタイミングで提案するか
どこでメール登録を提案するかも重要です。商品を検討するようなページで提案しては検討の邪魔になってしまいます。また、どのタイミングで提案するかも大事です。早すぎると嫌がられてしまいますし、遅すぎても逃してしまいます。
どこで、どのタイミングでメール登録を提案するべきかを見つけることは重要です。
ヘッダー・フッター
ヘッダーやフッターの目立たない場所については、嫌がられることもないため、常にメール登録へのリンクがあって良いでしょう。
コアラ・マットレスのフッター
ポップアップフォーム
注意して使えばポップアップフォームもメールリスト作りに未だ有効です。サイト閲覧の邪魔になってはいけませんが、下記のDeath Wish CoffeeのShopifyストアのように、サイト閲覧して十分な時間が経過かしてからであればメール登録してくれる可能性があります。
Death Wish Coffee
Shopifyアプリには、ポップアップのアプリがたくさんあります。
下記はPrivyというアプリですが、離脱しそうになった時、ページ下部までスクロールした時、何秒か経過した時など、ポップアップのタイミングを細かく設定することができます。
Privy
ポップアップは、色々な形式やデザインがあります。自社サイトに合ったものを選ぶと良いでしょう。Privyの場合、デザインや表示させるタイミングもABテストをして決めることができます。
Privy ABテスト設定画面
記事ページ
記事ページはメール登録を促すには良いページです。特に記事の内容に満足したり感動したタイミングであれば、エンゲージメントが高まっているため、メール登録することのハードルが低い絶好のタイミングです。PUTCHIPUUというハンドメイドを扱うストアでは、ブログを最後まで閲覧したタイミングで、メール登録を促す横スライド式のポップアップが表示されます。
PUTCHIPUU
ブログを下部まで読んだタイミングで横からスライド式のポップアップが表示されます。
PUTCHIPUUのポップアップ
ブログ記事の場合は、検索エンジンから幅広いキーワードで流入するため、Google Search Consoleで流入キーワードを見て、どういった見返りを提案すれば登録してくれやすいかも分析することができます。
サンクスページ(注文完了ページ)
購入直後は、一番気持ちが高まっているため、メール登録を促すタイミングとしても良いタイミングです。サンクスページ(注文完了ページ)にたどり着いたときは、通常とは異なる特別なデザインのポップアップを表示させてメール登録を促すなどもありだと思います。
PrivyなどのShopifyアプリであれば、サンクスページだけで特別なポップアップを表示することが簡単に設定可能です。
Privyの設定画面
ちなみにサンクスページは、メール登録を促すだけでなく、追加購入を促したり、ソーシャルメディアでのシェアを促すにも適したページです。
ReConvert Upsell & Cross SellやThank You Page Customizerなど、サンクスページをカスタマイズするためのShopifyアプリも充実しています。
Thank You Page Customizer
注文完了メール
サンクスページと同じ理由で、注文完了メールもメール登録を促す良いタイミングです。前述したKlaviyoやPrivyを使えば、注文完了メールをカスタマイズして、メール登録を促すこともできますので、ぜひチャレンジしてみてください。
特にKlaviyoはメールテンプレートのカスタマイズ性が高いので、自在にお客さんとコミュニケーションを設計する事ができます。
Klaviyoメール編集画面
ゲーミフィケーション
クイズやゲームなどインタラクティブなアクションを起こした直後は、エンゲージメントが高まり提案が受け入れられやすくなります。海外のストアでよく見る下記のような派手なゲーム型のポップアップなどもWooHooなどのShopifyアプリで簡単に導入できます。
WooHoo
個人的にうまいと思うのは、ビアードオイルを販売するBeardbrandの「ひげ診断」です。
下記のような、ひげに関する質問に10問回答した後に、
Beardbrand
診断結果を見るためにメールのオプトインをしなければいけない設計になっています。10問も回答したら、診断結果が見たくなりますよね。
Beardbrandのメール登録
診断結果は、ユーモアのある結果で、診断結果にもとづいた商品がレコメンドされるようになっています。
Beardbrandの診断結果
ちなみに、このBeardbrandでは、Typeformというフォーム作成SaaSが使われています。このTypeformは、高機能で、美しいフォームが作れる上に、ZapierやGoogleスプレッドシートを通じて診断結果をShopifyに連携することができます。
Typeformの連携設定画面
ロイヤルティプログラム
ロイヤルティプログラムを運営している場合は、プログラムへのサインアップ直後にポイントと引き換えにメール登録を促すと高確率で登録してもらうことができます。上記で紹介したBold Loyalty Pointsは、カスタムリワード機能の中で、メール登録をしたときにポイントを付与する設定ができます。
Bold Loyalty Pointsカスタムリワード機能設定画面
お気に入り(ウィッシュリスト)
お気に入り(ウィッシュリスト)登録した直後も、エンゲージメントが高まっていながら、商品購入の妨げにならないため狙い目のタイミングです。
Wishlist Plus
Googleタグマネージャーでお気に入り登録したタイミングでメール登録のポップアップを表示させて、「商品のアップデート情報を定期的に配信します」などと訴求すると良さそうです。
ShopifyにはWishlist Plusなどのようにウィッシュリストを簡単に設定できるアプリもあります。
店舗
店舗やポップアップストアを運営している場合、お店の中でもメール登録を提案することができます。例えば、購入直後にオンラインで使えるクーポンと引き換えにメール登録を提案するなどです。特に店頭での購入直後は、非常にテンションが高くなっていますので、提案のチャンスです。
商品のリーフレット、領収書、パッケージなどにQRコードをつけて誘導するのもダメ押しになります。
商品のリーフレット、領収書、パッケージなどにQRコード
Facebookページ
Facebookページを運用している場合、メール登録ボタンを設置してみても良いかと思います。ファンの数が多ければジワジワとメール登録を増やすことができます。メール登録ボタンは、FacebookページのAdd a Buttonから設定することができます。
Facebookページ
カスタマーサポート
チャットや電話で問い合わせが来た際に、「メールでやり取りをしたいためメールアドレスを教えて下さい」と伝える方法も有名です。メールサポート完了し、お客さんが満足したタイミングで、メール登録のオプトインを提案すると、チャットや電話で促す場合より受け入れてくれやすくなります。
カスタマーサポートで満足を得てから提案
どうやって広めるか
メール登録訴求もプロモーションすることでリストビルディングが加速します。メール登録に相性の良い集客方法がいくつかありますので紹介します。
Facebookリードジェネレーション広告
Facebookのリードジェネレーション広告は、リストビルディングにマッチした広告です。Facebook内で登録ができ、気軽に登録できるため、CVRが高くなります。Facebookリードジェネレーション広告で獲得したリードは、Zapierで連携することができます。
Zapier
私も何度か活用したことがありますが、リード獲得との相性は抜群に良かったです。Facebookユーザーを狙っているストアは、ぜひ試してみてください。
友達紹介プログラム
友達紹介プログラムも有効です。メールマガジンやニュースレターの内容が良ければ、友達にも紹介したくなり、バイラルする可能性がありますので、友達紹介プログラムを検討してみてください。
Bold Loyalty Pointsの紹介プログラム機能
上記でも紹介したBold Loyalty Pointsでも友達紹介プログラムを導入できますし、Smile.ioであれば、小規模であれば無料プラン内でも実現できます。
リマーケティング広告
自社ストアに来たことがある訪問者のうち、すでにメール登録してくれているお客さんを除いたターゲットにリマーケティング広告を打つ方法もあります。リマーケティング広告では、すでにメール登録しているユーザーリストを登録し、そのリスト以外を狙うよう設定することができます。
他のストアとの相互送客
同じような対象のお客さんを持つ他のストア(もちろん競合ではないストア)と相互送客する方法もあります。他のストアのメルマガやニュースレター内で自社ストアのメール登録を促してもらい、一方で、こちらからも送客します。
他のストアと相互送客
メール署名
地味ですが、日々使っているメールの署名にメール登録フォームへのURLリンクを貼っておくのもジワジワ効きます。手間もかからないので全メンバーでやっておいたほうが良いでしょう。StoreHeroを活用したCRM運用の徹底実行
StoreHeroではShopifyで売上アップに課題を持つマーチャントさまに、グロース施策の徹底実行を支援しています。CRM施策についても、グロースプラットフォームStoreHeroを活用し、顧客の購買履歴・属性データや各商品・SKUのパフォーマンス・在庫データを活用したメール、LINE、マイページでの商品レコメンドやオファー訴求など、マニュアル運用では実現が難しいきめ細かな運用や、施策の大量実施により、継続的な成長実現の支援をしています。
現在、無料ストア診断を実施しています。CRMやグロース施策全般に課題をお持ちの方はお問い合わせください。無料ストア診断の詳細はこちら
まとめ
Shopifyストアで実施できるEmailリストビルディングの19個の代表的な方法を紹介しました。お客さんにとっても、適切なタイミングで役に立つメールやメッセージが送られてくることはありがたいことです。
自社のストアに合うように施策を設計して、データを見ながら実験を繰り返して、質の高いEmailリストを効率的に獲得できる仕組みを作っていただけたらと思います。