Automatic Discounts & Giftsを使ってShopifyで複数のクーポンを使いこなす方法

Shopifyは1度の注文で2つ以上のクーポンを併用する事が原則的にできないです。また、複数の商品のうち1番単価が低い商品の30%を割り引くとか、商品割引に加えて送料無料も付けるなど、条件が複雑になると、運用が難しくなります。

でも、複数のクーポンや割引をうまく使い分けしたいことはあります。

そこで、今回はAutomatic Discounts & Giftsというアプリを使って、複数のクーポンや割引をスマートに運用する方法を紹介します。

売れるストアの設計ガイドをダウンロードする(無料)

StoreHeroでは独自グロースプラットフォームを活用し、マニュアル運用ではやりきれないきめ細かな運用や、施策の大量実施による事業成長を支援しています。
Shopifyで売上アップに課題がある方はお気軽にご相談ください。=>サービス紹介資料の無料ダウンロードはこちら

割引のタイプを選択する

先に断っておきますが、クーポンや割引は適切なタイミングでのみ使うようにしないと、定価での購入率が下がります。今回の記事は、自社ストアのグロースモデルに沿って適切に使うことを前提として参考にしていただけたらと思います。

まず、Custom Dealsを開いて、Automatic Discounts & Giftsでどんな割引が作れるか確認してみましょう。

色々な割引タイプが用意されています。おおよそ割引やクーポンでやりたいことは揃っているかと思いますので、見てみてください。

今回の記事ではTiered discountの設定方法を紹介します。Tiered discountとは、段階的な割引のことで、2個で10%OFF、4個で20%OFFのような割引タイプです。

アプリを使わずに実施しようとすると、2〜3個のときと、4個以上のときで異なるクーポンコードを使って購入してもらう必要があり、混乱が生じやすいですが、このアプリを使うと、スマートなオペレーションで販売することができます。

Tiered discountの設定方法

今回は2個で10%OFF、4個で20%OFFというTiered discountを設定してみます。

まず、2個以上で10%OFFの設定をします。同じ商品・バリエーションに限定するか、複数の商品・バリエーションをまたいで使えるようにするかなどを設定することができます。

続いて、stack another dealを選択して4個以上の場合の割引も設定します。

4個以上のときも同様に、条件や割引率・額の設定をします。

2個、4個という個数以外に、カート追加時の条件(対象商品や金額など)を設定したり、特定の顧客にだけ割引を限定したりすることもできます。例えば、2個、4個という個数以外に、「カート内の金額を5000円以上に限定する」なども可能です。

割引以外にギフトをつけたり、使用回数の制限、Free Shippingをつけたりすることもできます。このように、Shopifyの標準機能では、クーポンを分けなければいけなかった設定が一つの割引にまとめられます。

設定を保存すると、今回設定した割引のディスカウントコードが表示されています。このコードを1つ使えば、今回設定した割引が自動的に適用されますので、クーポンコードを使い分けたりする煩雑さがなくなります。

割引の自動適用

これだけでも複雑なオペレーションはかなり解消されますが、割引を自動適用させる機能もあります。これを使うと、その条件を満たせばクーポンコードを入れなくても、割引が自動適用されます。

Shopifyの標準機能では、自動クーポンは、同じタイミングで1つしかアクティブにできませんが、こちらのアプリでは複数の自動割引を走らせることができます。

リンクを踏んできた人にだけ適用

また、特定のリンクを踏んできた人だけにクーポンを適用させることもできます。From link or codeからそのリンクを生成することができます。

From link or codeを開き、Attach a custom dealを開くと、作成済みのCustom dealが表示されています(自動化したもの以外)。リンクを作成したい割引を選択して保存するとリンクが生成されます。

そのリンクをメールやSMSなどに設置すれば、そのメールやSMS経由の顧客にだけ、割引を適用することができます。

おまけ:Shopifyで作った複数のクーポンコードを条件に応じて自動適用する方法

Automatic Discounts & Giftsで作った割引ではなく、Shopifyで作った複数の割引・クーポンを条件に応じて自動で使い分けられるようにしたい時の方法も紹介します。

メニューのAutomaticからShopifyのDiscount Codeを選択します。

Shopifyで作ったクーポンコードを貼り付けてSelectを押します。

どういう条件(金額、数量、対象商品など)でそのクーポンコードを適用したいかを設定してから保存します。これで、そのクーポンコードは、設定した条件で自動適用されるようになりました。

更に、他のクーポンの使い分けも自動適用したいときは、Add promotionを選択し、同様にクーポンコードとそれを適用したい時の条件を設定します。

すると、2つのクーポンコードがグルーピングされます。同時に条件を満たすときに、どちらのクーポンを適用するかについての優先順位は並び順で設定します。並び順が上のクーポンほど優先されるため、同時に条件を満たしたときに優先するクーポンの並び順を上にします。

StoreHeroを活用したオファー運用の徹底実行

StoreHeroではShopifyで売上アップに課題を持つマーチャントさまに、グロース施策の徹底実行を支援しています。

ストア内でのオファー運用についても、グロースプラットフォームStoreHeroを活用し、各商品・SKUのパフォーマンス・在庫データを活用しCRMやサイト内でのクロスセル・アップセル商品やオファーの自動最適化など、マニュアル運用では実現が難しいきめ細かな運用や、施策の大量実施により、継続的な成長実現の支援をしています。

現在、無料ストア診断を実施しています。オファー施策やグロース施策全般に課題をお持ちの方はお問い合わせください。 無料ストア診断の詳細はこちら

まとめ

今回は、Automatic Discounts & Giftsというアプリを使って、複数の割引をスマートに運用する方法を紹介しました。

Automatic Discounts & Giftsを使うと、割引を段階的に適用したり、一定上購入した顧客にノベルティを付与したり、カート内で一番安い・高い商品に割引をつけたりといったようなことをスマートに運用すことができます。

他にも、クーポンや自動割引をスマートに運用する事ができるアプリがありますので、自社のグロースモデルに沿った施策に合うアプリを使ってみてください。

StoreHeroではAutomatic Discounts & Giftsの活用含めてShopify×グロース全般の支援が可能です。お気軽にご相談ください。=>StoreHeroのサービス紹介資料を見る(無料)

Shopify×グロース支援のお問い合わせ

StoreHeroでは、Shopify×グロースの専門チームが打ち手を爆増し売上を伸ばすShopify×グロース支援サービスを提供しています。
StoreHeroとShopify×グロースに取り組むことにご興味のある方はお問い合わせください。








現状ない場合は空欄で結構です

上記以外に、ご予算や納期などの詳細が決まっているようでしたら、ご記入ください。