当社執行役員の坂本にこれまでの経験や、StorHero参画の経緯、今後の展望などを聞いてみました。
ーまずは経歴を教えてください
2002年に新卒で採用広報系の会社に入社し、WEBデザイナー兼ディレクターとしてキャリアが始まりました。チーム全体で8人ほどの小規模のチームではあったのですが、入社半年で先輩が一斉に退職してしまうタイミングがあり、自分がいきなり現場リーダーのポジションを担うことになりました(笑)。
その会社で、2年半ほど従事した後、プログラミングをやりたいという気持ちが湧きたち転職するのですが、エンジニアとしてキャリアを積むことの厳しさを痛感しまして、割とすぐにWEBの業界に戻ってきました。そして、その次の会社で、初めて黒瀬さんに出会うのですが、黒瀬さんは営業として新卒で入社され、私はLPO(Landing Page Optimization)サービスを展開する部署で制作側の事業部長をやらせてもらい、主にサービスの実装やサイト制作などを担当していました。
その後は、大阪を拠点とする制作会社に6年半ほど役員としてお誘い頂き、大手の通信企業やメーカー、化粧品企業などの大規模プロジェクトをリードする立場で大小様々な案件に関わらせていただきました。グローバルサイトやメガコーポレートサイトなどの大規模案件について、プロジェクトマネージャーやプロデューサー・ディレクターとしてハンドリングする傍ら、UIUXデザイナーとして実務にも携わったりもしました。
その後は、事業会社での実務経験の必要性を感じ、リクルートテクノロジーズに転職して2年半ほどHR系サイトのUI/UXなどを担当した後、クックパッドに転職しましてiOSアプリフルリニューアルのPMや、サービス開発ディレクションなどを担当してきました。そして、クックパッドが横浜に本社移転するタイミングで、家庭の事情などもありまして再度転職せざるを得なくなったのですが、その際に黒瀬さんからお声がけいただきStoreHeroに参画するという流れになります。
ー経歴を拝見すると早い時期から部長や役員などを経験されてきたようですが、うまく昇格されたポイントがあれば教えてください
新卒で入った会社でも早いタイミングからマネジメントができる立場に行きたいとずっと考えていて、制作することと併せて事業をハンドリングするポジションを希望していることを常々、上司などには言っていました。
実際に、肩書きがあることで仕事のやりやすさに繋がることも実感したし、その経験が次の役員などの足がかりになっていったということがあったという感じです。
ー坂本さんが考えるマネジメントのポイントなどはありますか?
私のマネジメント経験はリクルートやクックパッドなどの大規模な企業や組織に所属する前のものなので大きな組織でのマネジメントとは少し意味合いが異なりますが、経験からお話しすると、小さな組織であっても、常日頃から経営陣から伝えるべきことはちゃんと伝え、かつメンバーの皆さんが考えていることをしっかりと受け止める、という当たり前の活動がとても重要だということです。そして、それはまとまった時間に行われるのではなく、日常的なアクションを通じて常日頃からそうしていくことが大切です。
私の場合、MTG中なども議題が会社の方針にどう関係しているかですとか、どんな未来像に繋がるのかなどについてよく話しますし、メンバーの方から話を伺う時も、これから先のことを絡めつつ個々人がどうしていきたいのかなど聞くようにしています。メンバーの皆さんからすると、いつもその話をしているな、という印象を持たれているかと思いますが、敢えて繰り返して話すようにしています。
特に、会社の方向性を話す時など、StoreHeroのMission、Vision、Valueが抽象的な言い回しをしている部分もあるので、その具体的な内容に言及するようにしています。会社とメンバーが共通の目的に向かって共に進み合えるように、至ってシンプルですがイーブンな関係値を作ることを意識していました。
ー坂本さんの場合は、どのようなことをきっかけにこれまで転職されてきたのですか?
自分自身のその時々の課題に着目して、それを解決するための手段として転職するケースが多かったと思います。例えば、早期にマネジメント経験を得るために裁量権の大きいベンチャー企業を選んだ理由もその一つですし、制作業務の幅を広げ、プロジェクトマネジメントのスキルを得るために、大規模案件を扱う制作会社からのお誘いを受けたりなどしました。
特に、新卒からほぼ一貫して14年ほど携わってきた制作会社から、自社サービスを展開する事業会社に転職したことは非常に大きなターニングポイントになりました。受託制作に携わる中で、事業会社つまりクライアント側の当事者視点が圧倒的に欠けていることを、長い間ある意味負い目に感じていたところがありました。多くの制作案件を通じてお客様の課題を解決してきたつもりでいましたが、そもそも最終的にウェブサイトを作り上げることが目的である事業など一つもありません。むしろリリース後の方がずっと重要で、収益を上げるためにウェブサイトやウェブサービスはどのような役割を担うべきか、事業を成功に導くために本当は何が求められているのか、ということを自分自身が身を持って体感しないと、本質的な価値を生み出すことはできない、事業そのものに向き合ってる方と本当の意味で向き合えないと、ずっと感じていたことがきっかけでした。
このように、その時々に明確な課題意識を持っていて、それを解決するために転職を手段として活用していたということはありますね。
ーStoreHeroを最終的に選んだ理由を教えてください
前述の通り、前職の本社移転に伴い再び転職せざるを得なくなってしまったのですが、引き続きサービス開発の事業を視野に入れつつも、ちょうどその際にとある家庭の事情が重なったこともありまして、改めてこのタイミングで事業会社での経験を生かしながらもクライアントワーク側に戻って自分がこれまで身につけてきた強みを発揮したほうがより多くの価値を生み出せるのでは、と考えるようになりました。そしてそんな中、とあるきっかけで黒瀬さんと再会する機会がありまして、それを機に声をかけてもらったことがきっかけです。
私としても、黒瀬さんが最初の会社で知り合って以降、数社で営業責任者や外資のカントリーマネージャーなど重要なポジションを任されていたにもかかわらず、その後自ら起業したことを聞き、どれぐらいの気持ちで事業を起こしたのだろうかと、興味はあったんですよね。ほどほどに稼げれば良いと思っているのか、それとも本気で何かを起こそうとしているのか、実際に話を聞いてみたいと思っていました。
そこで黒瀬さんと実際に会って話すことになったのですが、一見すると再現性が乏しいと思えるようなECサイトのグロース手法に並々ならぬ自信を語ってくれて、かつ本当にそれを多くのお客様で実現しているという事実に非常に驚かされました。ゼロから売上を生み出し、それを大きくするという、当たり前ですがとても難しいことを、多くの商材である程度の法則性を持って実現できると言ってはばからないその手法を話す姿に、非常に刺激を受けました。
その後も何度かお話させていただき、私からもこれまでの業務経験などを共有させていただいたのですが、その過程でぜひ一緒にやりたいと誘っていただきまして。組織自体もできたばかりということもあり、これから大きくしていくしていくための基盤造りや、グロースサービスの再現性をより高く実現するための業務の型化という面についてこれまでの経験から貢献できる余地が大きく、また自分としてもこれまで身につけたことを最大限発揮できる集大成の場になり得るのではと思うに至りまして、JOINすることを決めました。
ーStoreHeroでのお仕事はどのようなことをされていますか?
今の仕事は、ストア構築を30%、社内組織構築30%、グロースサクセス30%、役員10%、という配分で関わっています。まず、ストア構築に関しては受託制作会社時代のノウハウを色々と取り込み、ワークフローという形で一連の手順をまとめるなどして、スケジュールと品質を担保しながら限られたリソースでも効率よくリリースできる体制を敷くことができました。しかしながら、StoreHeroの最も重要なサービスであるグロース面ではまだまだやりたいこと、やらなければならないことが山ほどあります。引き続き我々の目指している姿から逆算してやるべきことに集中し、「売上を作り出す」という成果にコミットしていきたいですね。
ー会社としての課題はありますか?
グロースの成果をより安定的かつ確実に出したいというところに尽きます。メンバーの皆さんは非常に優秀で、とても良いアウトプットを出してくださっているのですが、実務アクションの一つ一つがそのままダイレクトにグロースにつながっているかというとまだまだ思った以上に乖離があります。より圧倒的な成果を出していくためにも、また、グロースの成果が個々人のスキルや経験に依存ぜず、誰でも高い水準で成果を生み出せるようにするために、我々が掲げるグロースワークフローとうい仕組みがしっかりと成果に繋がる体制を作り上げなくてはいけません。
ー今後StoreHeroには、どんな人に来てほしいですか?
売上を作り出すためのグロース施策には際限がありません。そのどれもが重要であり、可能であれば全て実施した方が良いと言えるものばかりです。ですが、それら全ての施策を実行することは現実的にはほぼ不可能であり、仮にできたとしても莫大なリソースと資金力を必要とします。そんな中、我々は限られたリソースであっても、どのタイミングで何をすべきかを明確に定義することによって、着実に売上を生み出すことができる「グロースワークフロー」という手法を生み出し、実際にその成果が様々なマーチャント様のストアで実現し始めています。
この「グロースワークフロー」を身につけ、様々なECサイトのグロースにチャレンジしてみたいと思っている方にぜひ参画していただきたいと思っています。また、グロースワークフロー自体をさらに良いものに仕立てていくために、新たなフローを開発したり、その運用手段の型化に関わってみたいと考えている方も大歓迎です。
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