「月1回のグロースチーム連載」第2回目となる今回は、前回の代表・黒瀬さんのインタビューに続き、実際に“グロースパートナー”として日々活躍する大石さんにお話を伺いました。
現場での具体的な業務内容や、このポジションならではのやりがい、そしてStoreHeroで実現したいビジョンを深掘りしていきます。Shopifyを中心としたECグロースに興味をお持ちの方は、ぜひ引き続き当連載をお楽しみください。
紙媒体デザイナーからECグロース支援へ──“ものづくり”に携わる方々を支えながら学んだ、事業者視点と成果直結のやりがい
入社前のご経歴と、StoreHeroに入社したきっかけを教えてください。
大学卒業後は、主に紙媒体のデザイナーとしてキャリアをスタートさせました。印刷物のデザインや進行管理を担当していたのですが、その後、製造メーカーの老舗企業に転職し、広報制作室で販促物の制作を行うインハウスデザイナーとして働いていました。そこではディレクション業務も含め、紙だけでなくWeb媒体も扱っていました。
特にWebデザインチームの立ち上げとリーダーとして、約4年間はディレクション業務をメインに行っていましたね。デザインやクリエイティブに関わる仕事を長く続けていくうちに、「もっと事業そのものに直結するものづくりをしたい」「成果や数字と密接に関わる仕事をしてみたい」という思いが強くなってきました。
そんなとき、知人を通してStoreHero代表の黒瀬さんを紹介してもらい、StoreHeroのビジョンや事業内容に共感を覚えたんです。ECの世界で、デザインだけにとどまらず、売上やマーケティング施策にも深く関わりながら、事業成長を支援していくというミッションに魅力を感じました。そこで、これまで培ってきたディレクション力やデザインの知識を活かして、“ものづくり”に携わる方々をサポートし、その成長を支援したいと思い、転職を決意しました。
入社後、最初の数カ月はどのような業務を担当され、どんな学びがありましたか?
入社して最初の数カ月は、現在私が行っている“マーチャントのグロース支援”のサブ担当をメイン業務として携わりました。そこから2〜3カ月ほど経ったタイミングで、いくつかの案件ではメイン担当も任せてもらうようになりましたね。
私自身、以前はデザイナーやディレクターという立場で仕事をしていたことから、数字に強いわけではありませんでした。しかしStoreHeroに入ってからは、クライアントの売上や施策効果など、事業成長に直結する数字と向き合う必要があります。そこで、「ビジネスをグロースさせるために何をすべきか」という視点を養うことができ、視座が一気に高まったと感じています。
以前は制作現場の視点がどうしても強かったのですが、入社後はクライアントの“事業者視点”に立って考えられるようになりました。これは、実際に成果を求められる立ち位置で仕事をするからこそ得られた、大きな学びだと思っています。
その視点(事業者視点)は、どのように身につけていったのでしょうか?
抽象的なテーマにどう取り組むかをまとめた社内ドキュメントがあって、それを代表の黒瀬さんが中心となって作成してくれているんです。最初はその資料を何度も読み込んでインプットしていきました。
たとえば「このマーチャントには本当に広告出稿が必要なのか?」「いま優先して取り組むべき施策は何か?」といった“本質的なグロース支援”を考えるうえで、数字と事業ゴールの両面からアプローチする方法がまとめられているんですね。そうした考え方やプロセスを学ぶことで、「本当にこの施策は効果的なのか?」と常に疑問を持ち、検証しながら業務を進める習慣が身につきました。

「Shopifyグロース運用」で売上を伸ばし、チームを導く──“ものづくり”に情熱を持つクライアントと共に挑む、グロースパートナーの役割とやりがい
現在はどのような業務や役割を担っていますか?
私は「グロースパートナー」という職種を担当しています。具体的には、Shopifyを利用しているマーチャント(EC事業者)さんに対して、グロースの運用を効率化してくれるシステム「StoreHero」を活用しながら、継続的な売上アップを支援する仕事です。
Shopifyに蓄積されたデータをもとに、運用の仕組みをプロダクトで実装しつつ、必要に応じてコンサルティングも行います。ただ、プロダクトだけをお渡しするだけでは、必ずしも上手く使いこなせないケースが多いんですね。そこで、各マーチャントに最適なデータの見方を提案したり、モニタリングした結果を踏まえて施策を提案したりしています。
いわゆるコンサルだけではなく、Shopifyストアの運用をリードし、実際にディレクションやプロジェクトマネジメントの役割も担うのが特徴ですね。「こうしたらいいですよ」と助言するだけでなく、実際に運用を一緒に進めていくのが、グロースパートナーとしての大きなミッションだと感じています。
入社当初と比べて、一番成長を感じるのはどんな部分ですか?
まず大きいのは、ビジネスパーソンとしてのコミュニケーション力が格段に上がったことですね。StoreHeroでの業務を通じて、クライアントの方と一緒に施策を進めたり、パートナー企業を巻き込んでプロジェクトを推進したりする場面が増えました。その結果、自分の意図や戦略を相手に納得してもらうための説得力や、複数の関係者を動かすための調整力が身についたと思います。
もう一つは“構造化力”や“情報整理力”の向上です。Shopifyの運用案件は複雑になりがちで、取り組むべきタスクも多岐にわたります。そのため、情報を分類し優先順位をつけながら進める力が自然と養われました。多くの要素が絡み合うプロジェクトを円滑に進めるには、業務をしっかり整理して全体像を把握し、最も効果的なアクションを見極めることが欠かせません。そうした視点を常に持つようになったことで、以前よりも効率的かつ確実に成果を出せるようになったと感じています。
2〜3年後の自分のキャリアビジョンや、活躍できるグロースパートナー像についてはどのように考えていますか?
現在、グロースパートナーチームには複数のメンバーがおり、そのリーダーを務めています。今後はマネジメントスキルをさらに磨き、チームをより大きく成長させていきたいですね。
また、事業視点を持ってプロジェクトをリードできるようになることも大切だと考えています。マーチャントそれぞれの業界や商品の特性に合わせて、適切なグロース設計を行えるかどうかが鍵です。そうした視野の広さと、具体的な戦略立案・実行力を兼ね備えた人こそ、今後も活躍できるグロースパートナーになるのではないでしょうか。
「Shopifyグロース運用」のやりがいや面白さは、どんなところに感じていますか?
自分が携わった施策によってクライアントの売上が実際に伸びること――その結果が目に見えてわかる瞬間が、一番面白いですね。それだけでなく、Shopifyを使っている事業者の方々って、独自のプロダクトやサービスを提供しているケースが多いので、関わっているだけでも新鮮で刺激的なんです。
特にD2C(メーカー)モデルの事業者は、ものづくりに強いこだわりや個性がなければ売上に繋がりにくい世界なので、常にクリエイティブやコンテンツにも強い思い入れがある方が多いんですよ。いわゆる一般的なサラリーマンとは少し違う視点や熱量を持っている人たちと一緒に仕事ができるのは、とても刺激的だと感じます。
また、Shopifyを選んで事業を展開している時点で、海外のトレンドに敏感だったり、ITリテラシーが高かったりする方が多い印象です。ユニークなアイデアやニッチな分野で挑戦する事業者と出会えるのも、この仕事の大きな魅力ですね。
PDCAと“事業を伸ばしたい”想いを原動力に──学習環境×開発連携×周囲のサポートで高めるグロース運用の実践力
大石さんが思う「グロース運用に必要なスキル」について教えてください。
まずは「PDCAを回せるスキル」が大切だと感じています。たとえば、実装だけをやりたい、プランニングだけをやりたいというのではなく、全体の流れを考えながら継続的にトライ&エラーを重ねていくことが求められます。
また、「事業を伸ばしたい」「結果を出したい」という強い想いがあるかどうかも重要ですね。数字や成果を追いかける過程にワクワクできる人ほど、この仕事を楽しめると思います。
さらに、学習意欲を持って新しい知識を吸収し続ける姿勢や、人とコミュニケーションを取ることに苦手意識がないこと、そしてプロジェクト全体を俯瞰して進める“責任感”も欠かせない要素です。グロース運用は複数のステークホルダーや関係者を巻き込んで進んでいくため、柔軟に対応しながら成果を最大化することが求められます。そうした意味でも、「やってみたい」「成長していきたい」という熱意は、何より大きな原動力になると思います。
日々の業務で、どのように知識やスキルを身につけていますか?
基本的には「社内での情報共有」「自分でのキャッチアップ」「お客さまから教えていただく」の3つを軸に、知識やスキルを蓄えています。
具体的には、グロースパートナーやサポートメンバーと一緒に毎朝行う“朝会”で進捗や問題点を共有し合い、週に一度の定例会やマネージャーとの案件共有の場では、各案件で得た学びやノウハウを持ち寄ります。また、お客さまの定例ミーティングで話題になったことを調べ直し、その過程で新しい知識やアイデアを得ることも多いですね。
さらに、社内で共有されているマニュアルやドキュメントをこまめに確認することで、知識のアップデートも欠かさないようにしています。そうした情報や経験を集約し、実際の施策に活かしながら日々学びを深めていくように心がけています。
StoreHeroの学習環境(ノウハウの体系化や週次マネージャーとの相談など)で特に役立っている制度や仕組みはどれですか?
まず、社内のナレッジベースとして「ノウハウが体系化された資料」があるのが非常に助かっています。たとえば、これまでのクライアントごとのグロース設計事例や施策リスト、実装リストといった情報が網羅されており、必要なときにすぐ参照できるんです。
さらに、週次のマネージャー相談では、案件ごとの悩みや課題をその都度共有し、改善策を一緒に考えることができます。こうした仕組みによって、実務に落とし込みやすい具体的なアドバイスが得られるのはもちろん、チーム全体としてノウハウをアップデートしながら成長していける点が大きな魅力だと感じています。
開発チームと連携する際に得られるメリットや学びはどんなところにありますか?
やはり一番大きいのは、テクノロジーの力で業務を効率化できる点だと思います。たとえば、開発チームが新しい機能を実装してくれることで、これまで手作業に近かった部分をシステム化し、作業時間や工数を大幅に削減できるんです
また、StoreHeroでは開発チームとの距離が近いので、「運用をより良くするために、こういうアップデートがあったらいいのでは?」といったアイデアをすぐ共有できる環境があります。お互いに意見を出し合って、実際に開発・実装へとつなげられる余地が大きいのも魅力です。
そういう意味で、運用と開発が密に連携することで、常に新しい工夫や改善を追求しやすいところに面白さを感じています。改良案がかたちになってプロダクトや運用が進化していくプロセスは、大きな学びに繋がりますね。
周囲の先輩やマネージャーからのサポートで、特に助かった・成長を実感できたエピソードがあれば教えてください。
大きいのは、裁量を持たせてくれることですね。StoreHeroでは、上司や先輩が「ここまではあなたに任せるから、自由にやってみて」というスタンスでサポートしてくれます。もちろん、必要なアドバイスや方向性の確認は随時行いますが、実際にどう進めるかは自分で考え、試行錯誤しながら取り組めるんです。
こうした自立的な風土によって、日々の業務で意思決定の場面が多くなり、それが自分の成長に繋がっていると感じます。責任を伴う分、成功したときの達成感は格別ですし、失敗しても先輩やマネージャーがフォローしてくれるので、安心してチャレンジできるんですよね。結果として、スキル面だけでなく、マインド面でも大きく成長できたと思います。
クライアントとのコミュニケーションで意識していることはありますか?
まずは元気よくコミュニケーションを取ること。これはとても大事だと思っています。加えて、論理的に話を進めるように意識することで、クライアントが納得しやすくなり、信頼関係も築きやすくなります。
さらに、「誰が何をいつまでにするか」という役割分担とスケジュールを明確にしておくことも重要ですね。プロジェクトをスムーズに進めるためには、曖昧な部分をできるだけ減らして、最初からゴールやタスクを共有しておくことが欠かせないと感じます。

これからグロースパートナーとしてStoreHeroに挑戦しようと思っている方に、一番伝えたいメッセージは何ですか?
Shopifyを中心としたECグロースの領域では、StoreHeroはトップクラスの知見と実績を持っていると思います。実際に人材やナレッジが充実しているので、学べる環境としても魅力的です。
ただ、一方でまだ整備されていない部分もあるのは事実です。だからこそ、学習意欲を持って自発的に取り組み、成長しようとする人には大いにチャンスがあります。そうした前向きな姿勢を持つ方にとっては、間違いなく“飛躍できる場所”だと思いますね。
グロースパートナーというポジションは、お客さまを引っ張っていくリーダーシップが求められます。自分のアイデアやアクションで相手をリードして成果に繋げる、そういうことが好きな方や、たとえば学生時代から幹事を積極的に引き受けてきたようなリード役が得意な方にはピッタリだと思います。
「ECのグロース支援に本気で携わりたい」「熱い気持ちをもってリーダーシップを発揮したい」という方は、ぜひ一緒にStoreHeroでチャレンジしてみましょう!
まとめ
Shopifyマーチャントの売上アップと事業成長に深くコミットする「グロースパートナー」。「成果を出してこそ価値がある仕事」だからこそ、大きなやりがいと成長機会が詰まっています。少しでも興味があれば、ぜひStoreHeroの門を叩いてみてください。私たちと一緒に、Shopifyを活用した新しいECの未来を切り拓いていきましょう!
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