ShopifyでMeta広告の活用の際に少し工夫するだけで、パフォーマンスが出やすくなるTips

この記事では、ShopifyでMeta広告の配信を行う際に少し工夫するだけで、パフォーマンスが出やすくなるTipsをご紹介します。

ShopifyでMeta広告を活用しているにもかかわらず、思うような成果が出ていない方は、今回ご紹介するTipsを参考にしてみてください。高度なマーケティングセンスは不要で、少し工夫するだけでMeta広告での成功確率を高めることができるTipsを紹介しています。

ぜひ最後までお読みいただき、効果的なMeta広告運用の参考にしてください。

ShopifyとMeta広告を連携

ShopifyでMeta広告を運用するなら、まずFacebook & Instagramという販売チャネルを使って、ShopifyとMeta広告を連携しましょう。

正常に連携されれば、コンバージョンAPIを通じてShopifyでの購入やカート追加などのイベントがMeta広告にトラッキングされ、Shopifyの商品データがMetaのカタログと連携します。

ShopifyとMetaを連携しても発火されない標準イベントもあります。お気に入り追加や店舗検索などは、ストアによっては計測したいと思います。標準イベントを追加する際は、Metaのピクセルを設定する必要があります。

例えばお気に入り追加の場合、以下のようなJavaScriptタグをGoogleタグマネージャーを使ってお気に入り追加時に発火するようにすればOKです。Metaが用意している標準イベントの一覧はこちらのリファレンスにあります(標準イベントのリファレンス)。

<script>
  fbq('track', 'AddToWishlist');
</script>

イベントマネージャーの確認

ShopifyとMetaを連携したらMetaのイベントマネージャーを見て、正しくイベントが計測されているか確認します。正常に計測されていなかったり、イベントのマッチングクオリティが低いと、広告を配信しても、うまく最適化が効かないため、原因を確認して対策しましょう。

各イベントを選択すると、正確に計測できているかが確認できます。イベントのカバー率、マッチングクオリティ、重複除外、鮮度のステータスを確認して、アラートが出ていれば、コンバージョンAPIがうまく連携できていない可能性があります。個別に原因を調べて対処しましょう。

カスタムイベントを追加

Googleタグマネージャーで、購入検討中に発生するイベント(サイト内検索、お気に入り追加、動画再生など)を発火してGoogle Analyticsで集計し、イベントごとの発火数や購入率を確認してみましょう。CVRの高いイベントが分かれば、そのイベントを行った顧客をMeta広告のオーディエンスとして活用できるようにカスタムイベントを発行します。

例えば、動画再生をした時に発火するViewVideoという名前のイベントを計測したい場合、以下のようなタグを動画を再生した時に発火します。標準イベントではfbq('track')関数でしたが、カスタムイベントではfbq(‘trackCustom’)関数を呼び出します。それ以外は標準イベントでのピクセルの使い方と同じです。

<script>
    fbq('trackCustom', 'ViewVideo');
</script>

ちなみに、Googleタグマネージャーを使わずにShopifyのテーマに直接コードを記述してピクセルを発火させることもできます。その場合は、ピクセルを呼び出すタイミングもコードに書く必要があります。以下は、Klaviyoのnewsletterという名前のニュースレター登録フォームをサブミットした時に発火するイベントの例です。

<script>
window.addEventListener("klaviyoForms", function(e) { 
  if (e.detail.type == 'submit') {
    fbq('trackCustom', 'newsletter');
  }
});
</script>

カスタムイベントを作成したら、Metaのオーディエンス作成画面で、カスタムオーディエンスを作成しましょう。追加したカスタムイベントを対象としたオーディエンスを作成します。リターゲティング広告で活用することができます。

カタロググルーピング

商品カタログを広告で活用する場合は、商品セットというグルーピング機能で商品をグループ分けしておくと使いやすくなります。商品タイプやカスタムラベルなどで分類することができます。Facebook & InstagramによるShopifyとMetaの連携では、Metaのカスタムラベルにデータ連携ができないため、人気商品やおすすめ商品などの分類を自動的に行いたい場合は、フィードをカスタマイズするアプリを使う必要があります(Multifeed Google Shopping Feed など)。

オーディエンスデータ連携

Shopifyの顧客データをMeta広告と連携して、広告配信のカスタムオーディエンスとして活用することができます。

KlaviyoなどのCRMアプリでは、メール配信で使う顧客セグメントを、そのままオーディエンスデータとしてMeta広告と連携することができます。購入金額や購入商品などでセグメント化して、ターゲティングしたい顧客のデータを連携しましょう。

ブランド体験(チャット相談、店舗来店、イベント参加など)をするたびや、アンケートに回答してもらうたびに、顧客タグやmetafieldにデータを登録して、購入履歴以外の情報でも顧客をセグメント化できるようにしておくと、CRMだけでなく、それに合わせて広告配信もできるようになり、配信精度を高めることができます。

購入しそうにない顧客データまで連携してしまうとノイズになってしまうため、購入した顧客やロイヤル顧客(リピートの多い顧客)に限定して連携することが重要です。

ロイヤル顧客のデータだけでは数が少ない場合は、ロイヤル顧客と属性や行動が似ている顧客をポテンシャル顧客として判定して顧客にタグ付けして、ポテンシャル顧客も含めてMeta広告に連携してオーディエンスターゲティングを行うことが有効です。

アトリビューション

Meta広告のアトリビューションを活用していますか?Meta広告では、広告セット単位で、表示後1日、クリック後1日、7日でアトリビューションの設定が可能です。

また、レポート画面では「アトリビューション設定を比較 」から表示・クリック後何日でコンバージョンが発生したか確認できます。

クリック後のコンバージョンに対して、表示から1日間のコンバージョンの割合が高い場合、広告を配信しなくても、コンバージョンしてくれた顧客が多く含まれていると思われるため、配信除外設定を行うなど、より潜在層の顧客に広告が当たるように設定を変更します。

Meta広告ライブラリー

広告を作成する際は、自社ブランド・商品の強みが反映されるように狙いを定める必要があります。

自社の強みは、競合と比較した相対的なものなため、競合の広告やLP(ランディングページ)を調査すると、自社の強みも明確になっていきます。Google同様、Metaにも他社の広告を調査するMeta広告ライブラリーという機能が提供されています。

まず、比較されるであろう競合の広告やLPを調べて、攻め方を整理してから広告を作成しましょう。

まとめ

Meta広告の設定や運用で見直したい点は見つかりましたでしょうか?今回ご紹介したTipsを取り入れて効果を最大化していただけたらと思います。

StoreHeroではShopify×グロース施策の自動化システムを使った、事業成長の支援をしています。Shopify×グロースのエキスパートと一緒に、Meta広告を含め、CRM、サイト改善などのグロース施策に取り組んでみたい方は、ぜひお問い合わせください。

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