グロースパートナー（以下、GP）は、Shopifyを活用したEC事業者の売上拡大をリードする要となる存在です。今回は、StoreHeroでGPを裏方から支えるサポートメンバーの後藤さんにインタビューしました。GPとサポートメンバーの関係性や業務フロー、施策実装におけるスピード感と正確性へのこだわり、チーム一体となって取り組むStoreHeroの文化、そして実際の成功事例まで、現場のリアルを語っていただきます。さらに、サポートの視点から見たGPに求められる資質や、この仕事ならではの魅力・やりがいについても伺いました。

グロースパートナーとサポートメンバー──役割分担と業務フロー

まず、GPと後藤さんのようなサポートメンバーは、どのような関係性で日々の業務を進めているのでしょうか？役割分担や普段のフローについて教えてください。

後藤: はい。私たちのチームでは、GPがプロジェクトの最前線に立って施策を企画・推進し、私を含むサポートメンバーがその実行部分を裏方から支える関係です。簡単に言うと、GPが戦略を立て「何をやるか」を決め、サポートが「どうやるか」を担うイメージですね。GPはクライアントとの折衝や施策の全体設計に集中し、私は技術的・運用的な面で手を動かして支えることで、二人三脚でプロジェクトを前に進めています。日々の業務でもGPと密に連携し、「この施策の狙いは何か」「どの順番で進めるか」といった情報共有をしながら動いており、常に一つのチームとして協力し合う体制ができています。

スピーディかつ正確な施策実装──現場で求められるこだわり

実際に施策を実装する段階で、どのようなことを意識して仕事をされていますか？

後藤: 施策の実装段階では、「スピード」と「正確さ」の両方を特に意識しています。ECの成長支援では、施策の効果が時間勝負であることが多いため、すぐに動き出せるように心がけています。遅れてしまうと機会損失につながるため、迅速な対応を第一にしています。

しかしながら、スピードを追い求めるあまりにミスが出ることは避けたいので、正確性も同じくらい重視しています。設定ミスや情報の抜け漏れがあると、マーチャントの信頼を損なうだけでなく、顧客体験にも悪影響が及ぶため、細かな点まで慎重にチェックしています。作業後には必ず自己チェックと可能であれば他のメンバーによるクロスチェックを実施し、テスト環境での動作確認も欠かしません。

また、実装にあたっては「シンプルでわかりやすい構造にする」ことも大切にしています。複雑すぎるコーディングや設定は、将来的な運用や修正の際にトラブルを生みやすいため、GPやお客様が編集や管理しやすい形に整えることを心がけています。結果的にスムーズで確実な施策実行が、マーチャントの成果につながると信じて日々取り組んでいます。

チームの一体感とStoreHeroの文化──朝会とリモート環境でのスムーズな連携

StoreHeroのチームはリモート環境でも円滑に連携できる体制があるとうかがいました。チームの一体感を保つためのコミュニケーションや企業文化について教えてください。

後藤: 私たちのグロースチームは、地理的に離れて働くメンバーも多いですが、コミュニケーションの工夫によって強い一体感が生まれています。象徴的なのは毎朝行う「朝会」ですね。GPもサポートメンバーも全員参加してオンラインで集まり、各プロジェクトの進捗や抱えている課題を手短に共有します。たとえリモートワークであっても、この朝会で顔を合わせて情報交換することで「今日もチームで走るぞ」という一日のリズムが生まれるんです。朝会では業務連絡だけでなく「昨日こんな成果があった」とか「この部分で困っている」などざっくばらんに話せる雰囲気なので、些細な疑問もその場で解消できますし、メンバー同士の信頼感も深まります。

また、週に何度かチーム全体の定例ミーティングがあり、各案件で得られた知見やノウハウを持ち寄って共有しています。そうした情報共有の文化に加え、ドキュメント管理やチャットツールも活用していて、場所に関係なく必要な情報にアクセスできる体制です。リモートでも誰かが孤立することなく、困ったときにはすぐ相談できるオープンな社風だと思います。実際、私自身リモート勤務の日でも、「ちょっとこの設定確認してもらえますか？」と気軽に声をかければ、すぐに同僚が反応してくれるので非常に心強いですね。毎日のコミュニケーションと助け合いを大切にする文化が、チーム全体の連携をスムーズにし、一体感を生み出していると感じます。

成功事例：クライアントの展示会対応──チーム力で実現した迅速なサポート

後藤さんが実際に経験した中で、印象に残っている成功事例として、アパレルブランドを運営するクライアントの展示会対応があったとうかがいました。どのような対応をされたのか、詳しく教えてください。

後藤: はい。アパレルブランドのお客さまのケースなのですが、新作コレクションの展示会に合わせてECでも連動した施策を行いたいというご相談がありました。展示会当日に発表された新商品の情報を即座にオンラインストアにも反映し、来場できないお客様にもスムーズに商品を閲覧・購入いただけるようにする必要があったんです。そこでGPが事前に施策プランを練り、「展示会開始と同時に特設ページを公開しよう」「在庫連動やアクセス増に備えた設定を万全にしよう」と方針を立てました。

私はサポート担当として、そのプランにもとづきShopify上での特設ページの構築や、新商品の商品登録、在庫や価格の設定、アクセス集中に耐えうるアプリの調整など実装面を進めました。展示会当日はGPが現場（会場）からリアルタイムに状況を共有してくれたので、例えば「急遽ある商品の予約販売を受け付けることになった」といったイレギュラーにもすぐ対応できましたね。朝会や日頃の連携で培った信頼関係があるので、「これをお願いします！」と言われれば細かな説明がなくても意図を汲んで対応できますし、逆に私から「この設定ならこうした方がより安定します」と提案して即座に実行に移す、といった双方向のやり取りができました。

結果として、展示会と同時進行でオンライン上でも新作が滞りなく公開され、多くのお客様にリアルタイムで商品を届けることができました。クライアント様からも「スピーディに対応してくれて助かった」と大変喜んでいただき、チームにとっても自信になった出来事です。このケースでは、GPとサポートがお互い役割を全うしつつ機敏に動くことで、オフラインとオンラインを連動させた施策を成功に導けた良い例だと思います。

サポート視点で考えるGPに求められる資質

サポートメンバーとして日々GPと協働する立場から見て、どんなグロースパートナーが頼もしいと感じますか？言い換えると、GPに求められる資質やスキルは何だと思いますか？

後藤: 一緒に働いていて「さすがだな」と感じるGPの方々には共通している点がいくつかあります。中でもコミュニケーション力は特に重要だと感じますね。具体的には、施策の指示を出す際に背景や目的をきちんと説明できること、そして実装に必要な要件を明確に伝えられることです。単に「〇〇をやっておいてください」という指示だけでなく、「なぜそれをやるのか」「この施策で達成したい目標は何か」まで共有してもらえると、サポート側としても目的を理解したうえで動けますし、自分なりの工夫や代替案の提案もしやすくなります。施策の背景まで腹落ちしていると、実装時にも細部で迷いが減り、より精度高く対応できるんです。

それから、要件定義の明確さも大事です。「このフォームに必要な項目は〇〇で、遷移後の画面は△△にしてください」のように期待するアウトプットを具体的に示してもらえると、認識の食い違いによる手戻りを防げますし、納期も守りやすくなります。もちろん最初から完璧に決まっていない施策も多いですが、その場合でも不明点を一緒にすり合わせて詰めていける柔軟さを持っていると理想的ですね。

最後に挙げたいのはリーダーシップと信頼関係の構築力です。GPはプロジェクトのリーダーでもあるので、自分の言葉で周囲を引っ張っていく推進力が求められます。ただそれは一人よがりという意味ではなく、チームやマーチャントとの信頼関係あってこそ発揮できる力です。サポートの立場からすると、ビジョンや方針を示しつつ「ここは任せた！」と信頼して仕事を預けてくれるGPは非常に心強いですし、こちらも期待に応えようと頑張ろうという気持ちになります。そうした相互信頼があると、自然とコミュニケーションも活発になり、結果的に施策の成功率も上がると感じますね。

グロースパートナー職の魅力とやりがい

最後に、グロースパートナーというポジションの魅力・やりがいについて教えてください。後藤さんから見て、どのような点にこの仕事ならではの面白さがあると思いますか？

後藤: グロースパートナー職の一番の魅力は、マーチャントと本当に並走して成長を支援できるところだと思います。クライアントであるEC事業者さんのチームに深く入り込み、課題発見から施策立案・実行まで伴走するので、まるで自分がその事業の一員になったかのようなやりがいがあります。成果が出ればマーチャントと一緒に心から喜べますし、逆にうまくいかないときは共に原因を突き止め改善策を考える──そんな二人三脚の関係を築けるのがこの仕事の醍醐味ですね。特にECの世界は数字にシビアですから、自分たちの打ち手によって売上や指標がぐんと伸びると、努力がダイレクトに結果に現れたことを実感できます。その瞬間は本当に嬉しいですし、「お客様の成長に貢献できたんだ」という達成感につながります。

また、グロースパートナーは関わる領域が非常に広い点も魅力です。マーケティング施策の立案から、サイトのユーザビリティ改善、広告運用、CRMまで、EC成長に必要なあらゆるテーマにチャレンジできます。【多様な経験を積みながら、自分自身も成長できる】環境だと言えますね。私たちの会社には国内トップクラスのShopifyやグロース運用の知見が集まっており、困ったときに相談できる心強い仲間やサポートメンバーもいます。最新のテクノロジーや自社開発のグロースプラットフォームもうまく活用しながら、お客様の夢の実現を後押しできるのは、とても刺激的ですし誇らしい仕事です。

グロース支援で大切なのは、本質的にお客様の事業成長にコミットすること。小手先のテクニックではなく、腹を割ってマーチャントと向き合い二人三脚で課題解決に挑むことで、大きな成果が生まれると信じています。そういう意味で、「EC事業者さんの力になりたい」「自分の提案と行動で事業をグンと成長させたい」という熱意を持った方にとって、グロースパートナー職は最高にやりがいのあるポジションだと思います。グロースチームはさらに仲間を増やしていきたいと思っていますので、興味がある方はぜひ一緒にチャレンジしてみませんか？一緒にEC業界を盛り上げて、世界中のコマース事業者をヒーローにしていきましょう！

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