UGC活用 Shopify

UGCの活用-お客さんに売り手になってもらう9つの方法-

前回はUGCの生み出し方について記事を書きましたが、今回はUGCの活用法についてまとめてみます。

UGCの活用というのは、言い換えると「お客さんに売り手になってもらうこと」かと思います。

UGCは、商品レビュー、メール、SNSアカウント、Blog、広告素材、インタビュー、インフォグラフィック、ハッシュタグコンテスト、DMなど、UGCは様々な用途で活用できます。

今回、代表的な方法を9個紹介しますが、お客さんに売り手になってもらう方法は、工夫次第でまだまだあります。

こちらの記事を参考にしつつ、ぜひ、自社に合ったUGC活用法を生み出してみてください。

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商品レビュー

最もコマースで活用されているUGCは、商品レビューでしょう。

レビューは、写真付きレビューや動画レビューの方が、信頼性が高く、コンバージョンを促します。Shopify Appにも写真付きレビューや動画付きレビューアプリがあります。

写真付きレビューアプリで有名どころは、InstafeedLooxがあります。

Looxのサンプルストア

手前味噌ながら、当社も実験でPhotoHeroという写真レビューShopify Appを作ってみました。Instagramの投稿を商品と紐付けてレビューとして活用できるアプリです。

Instagramの写真を商品レビューに活用するアプリPhotoHero

また、CC ‑ Video & Photo Reviewsというアプリは、動画レビューも実装できます。

良いレビュー、悪いレビューに限らず、レビューは、購入率に強く影響するため、クーポンを配ってでも集めた方が良いと思います。

レビューには返品抑制効果も

レビューが充実していると、商品が思っていたイメージと違って返品される率を抑える効果もあります。

Rent the Runwayというアパレルのコマースサイトでは、レビューに年齢や体形、写真まで盛り込まれています。

年齢や体形まで記載されたRent the Runwayのレビュー

ここまで充実していると、思っていた商品と違うことは少ないでしょうね。

メール

メールは購入率の高いチャネルですが、そのメールの購入率を更に高める目的でUGCは活用できます。

KlaviyoのUser-generated content (UGC) in ecommerce email marketing: the why and howという記事でメールマーケティングでのUGCの事例がいくつか紹介されています。

Klaviyoの記事内でも紹介されているDollar Shave Clubは、下記のように解約したお客さんに対して、「私を信じなくて良いから、満足しているお客さんを信じて」と主張しています。

インパクトのあるメッセージのDollar Shave Clubのメール

SNSアカウント

もちろん、SNSアカウントでもUGCを活用できます。

GoProは、お客さんのInstagramの投稿をリポストしています。GoProの公式アカウントに取り上げられると嬉しいので、お客さんは、更にGoProを使った写真をInstagramにアップしたくなります。

GoProのInstagramアカウント

その写真をGoProは、自身が運営するアワードページにも掲載します。掲載され人気があれば、アワードを獲得できます。お客さんにとっては更なるモチベーションになります。

GoProのアワードサイト

コンテンツを生み出す商品を販売していると、UGC施策がやりやすいですが、GoProは、その最たる商品ですね。GoProが売りたくなってきました。

Blog

GoProのようにアワードサイトを作るのが大変であれば、BlogにイケてるUGCをまとめるだけでも良いでしょう。

Blogに取り上げられると、お客さんも嬉しいので、ソーシャルメディアでシェアしてくれたりします。

UGCの文脈と外れ、ちょっとトリッキーですが、Blogで紹介した写真をPinterestのAPIを使ってPinterestに自動投稿される仕組みを作っておくと、Blog記事を作るたびに、Pinterestの投稿を増やすことができ、しかもPinterestからBlogへの集客を稼ぐ事ができます。

Instagramだと自社ストアへの誘導が難しいですが、Pinterestだと集客にもなります。

広告素材

UGCは広告の素材としても活用されています。

GoogleのPLA(ショッピング広告)やFacebook/Instagram広告で、商品レビューを活用することができます。レビューを活用したほうがCTRが高めやすいです。

良い感じのレビューが集まっているようであれば、広告の素材に活用してみましょう。

Shopify AppのStamped.ioYotpoを使えば、Google、Facebook、Instagram広告と連携してレビューを広告素材として活用できるようになります。

Facebookの動的広告とYotpoの連携

インタビュー記事

商品と相性の良い理想的なお客さんには、インタビューをして記事にさせてもらうと良いでしょう。

個人的には、インタビューでは、インタビュー対象のお客さんのファンを作ることが大事かと思っています。

インタビュー対象のお客さんが、商品に満足していれば、インタビューで商品を褒めてくれると思いますが、インタビュー対象のお客さんのファンになっていないと、その言葉の説得力が高まりません。

そのお客さんの魅力を引き出すインタビューをすることが重要です。

アンケート&インフォグラフィック

どうやって商品を選ぶか、予算はいくらか、成功・失敗した買い物などについてのアンケートも立派なUGCです。アンケート結果は、レビューと同じように購入時の参考になります。

アンケートフォームは、デザインにこだわりがなければGoogleフォームで良いですが、かっこいいフォームが使いたい場合は、Typeformがおすすめです。質問の条件分岐をさせたりとか、回答項目を写真にしたりとか、凝ったこともできます。

アンケート結果をインフォグラフィック形式にすると、SNSでシェアされ拡散しやすいです。

インフォグラフィックというのは、データや情報を、ビジュアル的に分かりやすく表現したものです。ShopifyのBlogでも下記のようなインフォグラフィックが活用されています。

インフォグラフィックはデザイナーに依頼すると、なかなか高額ですが、Canvainfogramなどのツールで自分で作る事もできます。無料でも割といけます。

Canvaのインフォグラフィックテンプレート

ハッシュタグコンテスト

ハッシュタグコンテストは、UGCの生み出し方でも紹介しましたが、UGCの活用法としても優秀な施策です。

ハッシュタグコンテストとは、お客さんに特定のハッシュタグを付けてソーシャルメディアで投稿してもらい、その中から勝者を決めて、景品を提供するプロモーションです。ハッシュタグではなく、友達をタグ付けするバージョンもあります。

Shopifyで栄養ドリンクを販売するCellucorは定期的にコンテストを開催しています。Cellucorのアカウントをフォローして、友達を3人タグ付けしてCellucor商品の好きな味を投稿するというルールです。

CellucorのInstagramアカウント

Cellucorの場合、定期的に開催し、コンテスト後のフォロー離れを防いでいます。

コメントされた直後にDM

Facebook投稿に対してお客さんがコメントをしてくれることがありますが、そのお客さんにコメントされた直後にDMをするといったマニアックな技があります。

例えば、商品やブランドを褒めてくれたお客さんに対して、お礼とリファーラルプログラムを宣伝するなどです。

ManyChatを使えば、この一連のコミュニケーションが自動化できます。ManyChatのGrowth Toolsの中のFacebook Commentsを選択し、

コメントに特定の言葉が含まれる場合にDMを送る・送らない設定をすればOKです。

投稿した直後、特にポジティブなコメントをした直後はエンゲージメントが高まっていますので、そのタイミングを狙って、何かをお願いしてみるのは効果的です。

StoreHeroを活用したUGC運用の徹底実行

StoreHeroではShopifyで売上アップに課題を持つマーチャントさまに、グロース施策の徹底実行を支援しています。

UGC運用についても、グロースプラットフォームStoreHeroを活用し、各商品・SKUのパフォーマンス・在庫データにもとづき優先的に販売したい商品レビューを収集したり、ギフティング運用の効率化など、マニュアル運用では実現が難しいきめ細かな運用や、施策の大量実施により、継続的な成長実現の支援をしています。

現在、無料ストア診断を実施しています。UGC活用やグロース施策全般に課題をお持ちの方はお問い合わせください。 無料ストア診断の詳細はこちら

まとめ

UGCの生み出し方に続き、UGCの活用法をまとめました。

UGCの生み出し方とUGCの活用法は、表裏一体な面があり、不可分な施策も多いですが、エイヤで2つの記事に分けて紹介しました。

まずはUGCがたくさん生まれる施策に集中して、UGCが増えてきたら活用施策に移行するのが良いと思います。

UGCの活用法は、今回紹介した以外にも、自社に合ったやり方を探せばあるはずです。「お客さんに売り手になってもらう」という発想で、UGCの活用を考えてみてください。

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