Shopify×Google広告で行き詰まった時の11個のTips

Shopifyを活用するマーチャントさんの多くが活用するGoogle広告。この記事では、Google広告で行き詰まったマーチャントさんに役立つであろう、Tipsを11個紹介します。

当然ながら、このTipsを活用する以前に、顧客理解、広告クリエイティブやLPの作り込みの方が重要です。そういった基本的なことを実施した上でも、パフォーマンスが芳しくない場合のヒントになれば幸いです。

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検索結果を分析して検索ユーザーのニーズを把握

検索結果には顧客のニーズが反映されています。無料で検索し放題ですので、ぜひ活用しましょう。下記については絶対にチェックしておいたほうが良いでしょう。

  • 他社の広告
  • サジェストキーワード・関連検索
  • ユニバーサル検索

他社の広告

他社の広告を見て、誰に何を訴求した広告が配信されているかを確認しましょう。同じキーワードで何回かリロードして、広告のバリエーション違いも確認しておきましょう。広告の上位に表示されているということは、Googleが検索意図に合っていると判断していると考えることができます。

サジェストキーワード・関連検索

サジェストキーワードや関連キーワードからもヒントが得られます。どんなニーズが派生的に存在するかを確認することができます。

サジェストキーワードや関連検索は、今は様々な種類があります。

ユニバーサル検索

地図、画像、動画、ナレッジパネルなどのユニバーサル検索にもニーズについてのヒントが反映されています。地図が出ているということは、実店舗を探している人が一定数いるということだったり、画像や動画枠があるということは、見た目や動きを確認したい人が多いと考えられます。もちろん、ユニバーサル検索内にどんな要素やコンテンツがあるかも重要なヒントになります。

ユニバーサル検索内に表示されている要素やコンテンツもチェック

検索結果には、他にもたくさんヒントがあります。ぜひ参考にしてください。

オーディエンスを分析する

Google広告とGoogle Analyticsでは、年齢、性別、興味関心を始めとした顧客属性別に、購入傾向が分析できます。こういった顧客属性についてのデータをオーディエンスデータと言います。

オーディエンスデータを分析すれば、例えば、25〜34歳の男性には、どんな広告で訴求すると購入してもらえるのかといったようなことが分かるようになります。

オーディエンスデータを確認しながら、広告の設定を調整していくことで、Google広告では成果を改善できることがあります。

Shopifyの購買データを集計すれば、Google広告経由でLTVの高い初回購入商品や、購入商品別の顧客属性なども分かりますので、組み合わせれば更に広告での訴求精度を高める事ができます。

Google広告とGoogle Analyticsを連携

Google広告とGoogle Analyticsを連携すると、Google Analyticsで得られたオーディエンスデータを広告で活用することができます。オーディエンス分析やオーディエンスデータ連携は、非常に強力な機能ですが、使われていないアカウントをよく見ますので、連携していない場合は、すぐに連携した方が良いと思います。

連携すれば、例えば、カートに商品を追加した人や25〜34歳の男性で広告経由で訪問した人といったような、Shopifyストア上での動きにもとづいたオーディエンスリストを作り、Google広告でターゲティングすることができます。

また、スマートリストという便利な機能もあります。Googleが購入率が高そうと判断したオーディエンスをリスト化したもので、活用すれば、購入数が多いストアでは、リマーケティングの精度をかなり高めることがあります。

ディスプレイは広告の配信面や参照元のデータを見て改善する

ディスプレイ広告は、様々なメディアやブログなどの面に配信されます。どこに配信されているかは、Google広告のプレイスメント内で確認することができます。どんな場所で配信されているかを直接見てみると、どんなクリエイティブを作成すれば良いかがイメージしやすいかと思います。

Google Analyticsの参照元も参考になります。コンバージョンが発生している参照元と発生していない参照元を比較すれば、どういったメディアと相性が良いかが分かってきて、どんな配信面は除外すれば良いかを考える参考になります。

ShopifyとGoogle連携時にCustom labelを活用

Shopifyのマーチャントさんは、Googleショッピング広告を活用する事が多いでしょう。ShopifyでもGoogleマーチャントセンター、およびGoogle広告と、Shopifyの管理画面上から連携することができます。通常、手間がかかるフィードデータの連携がかんたんに行えるようになります。

ShopifyでGoogleとの連携データを作成する際、Custom labelを設定しておくと、ショッピング広告で単価の調整などをする際に役に立ちます。Custom label単位で、Googleショッピング広告の「商品グループ」を分類することができます。

商品グループを分けておくと、グループごとに単価やオーディエンス、除外キーワードを設定することができます。Custom labelに高粗利・低粗利、メンズ・レディース・ユニセックスなどのラベルを付けて運用を工夫してみましょう。

ショッピング広告にレビューを追加する

Googleショッピング広告でパフォーマンスを発揮するには、広告内にレビューを反映することも重要です。レビューを反映するには、YotpoやStampedなど、Googleが認定したレビューアグリゲーターのShopifyアプリを使うか、商品評価プログラムに申し込んだ上で、レビューを含んだ商品データフィードをマーチャントセンターにアップロードします。

ちなみにShopfyアプリでよく使われるレビューアプリのJudge.meには、Googleショッピング用のレビューフィードデータを生成してくれる機能があります。

Judge.meのGoogleショッピングのレビュー連携

ショッピング広告で補助フィードを活用する

ShopifyとGoogleマーチャントセンターの連携は、便利なのですが、バリエーションごとにカラー、サイズ、性別などの属性が設定できません。精度を高めるには設定した方が良いかと思います。

現状の解決策は2点あります。1つ目は、マーチャントセンターにGoogleスプレッドシートを通じて補助フィードを登録することです。この方法でも良いのですが、Googleスプレッドシートの更新が面倒なのが難点です。

もう1点は、Multiple Google Shopping Feedsというアプリを使って補助フィードをGoogleマーチャントセンターに送信する方法です。下記のようにアプリを使ってマーチャントセンターと接続します。

連携をしたい各項目に対して設定をしておきます。カスタムで条件設定などもできます。

商品数が少なければ、Googleスプレッドシートの形式でも良いですし、やりやすい方法で良いと思います。

商品ページのマークアップやコンテンツに顧客ニーズを反映

Googleショッピングは、フィードデータだけでなく、商品ページの内容も広告のターゲティングに使われます。商品ページのマークアップやコンテンツは、その商品の特徴や顧客のニーズを反映したものにしましょう。

Google広告の管理画面内の検索語句やGoogle Search Consoleから、商品ページに流入するキーワードが確認できます。検索キーワードから顧客ニーズを把握して商品ページが改善しましょう。

フリーテキストで説明することも良いですが、商品ページのテンプレート自体が顧客ニーズにマッチした構造で実装をされていることが理想です。

ファインド広告はSNSやコミュニティサイトを参考にする

ファインド広告とは、GoogleのDiscover枠、Youtubeのフィード、Gmailの枠に配信する広告です。Googleの検索履歴、Youtubeの視聴履歴などを含む、Googleサービス内での行動をもとにターゲティングされます。

Discover枠やYoutubeのフィードは、配信面のコンテンツがニュース性やバイラル性が高いため、それらに埋もれない内容の広告を配信した方が、経験上、ハネやすいです。SNSやコミュニティサイトで人気のコンテンツが参考になります。もちろん、Youtubeの検索結果も参考になります。

Google Discover

実店舗を持つ場合はローカル広告を実施

外出先でGoogle検索やGoogleマップ、Youtubeで検索をした際に、店舗へ誘導したり、店舗に在庫があることをショッピング広告枠で示す広告を配信することができます。実店舗を運営するストアでは活用を検討しても良いと思います。

ローカル検索を有効活用するには、Googleビジネスプロフィールの運用が重要です。広告で表示された時に、レビューの件数が少なかったり、点数が低ければ、顧客も選んでくれないでしょう。店舗接客の際に、顧客にレビューを書いてもらうようにしましょう。

ちなみに、Googleでは来店もコンバージョン計測できます。仕組みとしては、プライバシーを配慮しながら統計処理を使って来店コンバージョンを計測しています。

電話コンバージョンで注文を受け付ける

高額な商品など、ウェブサイトの情報だけで購入をすることが難しい商材は、購入率も低くなりがちです。そんな時は電話注文(下書き注文)を受け付けるのも有効な方法です。

Google広告では電話注文のコンバージョン計測も可能です。計測方法は主に下記の方法があります。

  • 電話番号表示オプション
  • Googleの転送専用ダイヤル
  • 電話専用広告
  • 電話コンバージョンデータのインポート
  • ウェブサイトの電話番号リンクのクリック

Shopifyでは電話で注文を受け付けて、メールで請求書を送ることが可能です。高額な商材を販売する場合は、電話注文も検討してみてください。

Shopifyの下書き注文での受注方法

まとめ

ShopifyでGoogle広告で成果を出すための11個のTipsを紹介しました。

Google広告に限らず、Facebook広告なども、一番大事なことは、顧客の理解と広告クリエイティブとLPです。それらをしっかり運用してみたけど、なかなかパフォーマンスが出ない時に、これらのTipsを参考にしてみていただくと、改善のきっかけになるかもしれません。

参考にして頂けると幸いです。

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